IPTDA - JATAK

Instituto de Pesquisas Técnica e Difusões Agropecuárias da JATAK

ブラジル一般農業情報 No. 1

2008年11月

Katia Abreu(上院議員)女性初次期内国農業連合会会長:

  • 各農場主が労働・環境の法律を守るよう徹底したい。
  • 金融危機は、まだ農業には大きな打撃を与えてはいないが、しかし穀物貿易会社が毎年貸し付けていた営農融資(25%)との差額資金(75%)を危機に伴い本社に送金したため、次期作の資金が不十分となり農業者は植えつけに困難をきたしている。
  • 次の問題は、生産コストは上昇し、穀物価格は下落となり、現段階ではドルがあがりなんとか損出を免れておるが、これ以上下落すると為替差益で補えなくなるのを恐れています。

クリーンエネルギー国家計画:

  • 2003年3月、アルコール・ガソリンを同じエンジンで使えるFlexFuel技術導入後、消費者及び自動車製造工場を優先させている。現在では、走行車の25%はフレクッス車で、製造される70%が対応車になった。
  • このように需要は急速に拡大し、サトウキビから製造するエタノールの生産が、2004年の148億万リットルから2008年度が224億万リットルに達する。次年度作は270億万リットルを生産予想。これはガソリンを使用した場合と比較して5,3千万トンの二酸化炭素(CO2)の排出量削減となる。

アマゾンの伐採はエタノール燃料から得たCO2排出量削減を末梢:

  • FlexFuel技術を車市場に導入後5年になるが、この間ブラジルは4,25千万トンの二酸化炭素排出を節約できた。これはガソリンをアルコール燃料に代替した結果です。サンパウロ市の3年半間で全車が排出する量に相当し、またブラジル全国の20%に当たる、ただし、伐採後燃焼され排出するガスを除いた量。しかし、せっかくの努力、も1カ月間にアマゾンの密林での伐採・焼き払いによって大気に排出される量は5年間で削減できた量を末梢している。2007年間に伐採された面積は11.532km2、 排出量にすると年間50,7千万トンとなり、平均月間排出量4、23千万トン。
  • この3年間のアマゾンでの伐採は減少していたが、まだ発表されていないが今年度は増加が予想されている。環境省でも容認していることだが伐採問題は深刻で解決には長い年月が必要。一方、環境保存やエタノール燃料のエネルギー分野で得た成果は評価されてもよいでしょう。はっきりしていることは、エタノールがアマゾンの伐採による温室効果ガスの排出量を補うことはできない。

みかん市場 - 低い需要

  • 加工工場の需要が収縮し、サンパウロ市場の価格に圧力をかけている。CEPEA/ESALQの技術者達によると、例年10,11月はサンパウロ州では収穫の最盛期となるが、今期は昨年と比較して15%減少するでしょう。技術者達の話ではスポット(実物取引)市場の取引は全く無関心で契約が成立していない。工場はすでに契約している果実の受けとりもペラ、リマ、バレンシアの品種だけに限定し、量も最小限にとどめている。工場側では十分に熟していない、国外の需要が不確かと弁明している。技術者達も果実の未熟は生産者達も認めているとのこと。
  • 輸出面ではアメリカとヨーロッパのビン詰め業者が多量な在庫をかかえおり、また、当業界も金融危機の影響をもろに受けている。加工用の出荷制限に伴い生食用として 販売したいが、市場には多量の果実が出回りとてもさばくことが出来ず困難の壁にぶつかっている現状。

グロバール不況で4年ぶりの穀物減収予想:

  • 全世界の不況は農業にもおよび、2009年度のIBGE(地理院)第1収穫予想は3,3%の減収で1,408億万トン、2008年度は1,456億万トンでした。国の穀物生産は2006年以降連続的に上昇した。IBGEの担当者によると営農資材の値上がりと穀物価格の下落は生産者の次の植え付け意欲を削いでいる。この他、営農融資の確保が難しく十分な投資ができないので、生産技術も発揮できず当然生産性の減少につながる。
  • 来年度は植えつけ面積が1,2%増加して、4,78千万ヘクタールとなるが、生産性が悪いと増産につながらない。推定では2主産物が減収となっている。大豆(-0,2%)、トウモロコシ(-6,0%)。
  • 負債を抱えている多くの生産者達は十分な資金調達もできず、肥料を40%、農薬を20%減らした営農を強いられる。1生産者は50万レアイスの融資をうけている。もう1人は昨年の価格のいいときに3年間の借地の更新をした。1ヘクタールR$500。それに、今年収穫後、不況にもかかわらず肥料1トンR$800がR$1.700 に値上がりした。「今だったら、私は植えないほうが良いと思います」と語った。みんな収穫後の破産を恐れている。

2008年10月

アルコール工場の給料支払い遅延とプロジェットの延期:

  • バイオエタノールの好況の波に乗って過去4年間で500億万レアイスが投資された。アルコール製造部門では債務の履行が可能かどうか、給料の支払いも含め検討が始められた。内国中央アルコール製造及びエネルギー工業部門(Ceise)によると多くの企業は設備供給社への支払いが30%遅延している。多額の負債を抱え新規の貸し付を得ることもできず、構造にも問題がある。その上、プロジェット計画も延期された。
  • バイオエタノール生産者協会(Udop)会長の説明では製造工場は何を優先させるか決めたいが肝心の資金不足ではどうにもならないのが現状。従業員の給料を優先し1番にしても、それでも支払いが遅れている。Estado紙の調査では75%の製糖・アルコール製造工場が遅延している。この他20%は金融危機以前から困難をきたしていた。わずか5%だけが拡張設備投資を控え、期日通り給料を支払っていた。
  • 業界への早い金融引き締めには二つの影響が憶測できる。輸出前貸し金の調達もできず、各工場は設備投資よる多額の負債をかかえている。問題は資金の調達方法で大半は為替輸出前金と事業回転資金を製造工場拡張に使用した結果です。必要な現金調達のため市場にエタノールを氾濫させたのでCepea/Esalqによると、ちょうど収穫期も終わりこれから段々と値段も良くなる時に、アルコール価格が工場渡しで2週間の間に7%下落した。
  • 工場が続けて操業していく唯一の方法は、製造しアルコールを販売するだけだが、過剰に市場へ供給すると価格は下落し、また資金調達にはそれ以上供給しなければならない悪循環の繰り返しという現状。Unica製造工場の説明では、バイオ燃料の急速な拡大は工場の利益率は2006年と比較すると一段と低下した。2007年から2008年の投資殺到に価格が伴わなかった。
  • Unica社によると2008年から2010年までに120件の新規製造工場が建設される予定でしたが、そのうち95件は延期した。例としてEquipavグループは2,5億万レアイスをかけ2工場を南マットグロッソとゴイアス州に建設する計画を、すでに1,5千ヘクタール植え付け開始して2009年から2010年に操業を始める予定にもかかわらず、新工場建設を2011年から2012年に延期決定。
  • Guarani製糖工場も同様に延期することになった。フランスのTereos本社からすでに2プロジェット計画として2,2億万レアイスが送金されているが、不況に対応することにした。
  • 現在建設中のものは何とか完成するよう努力しているが、それでも延期しなければならないケースもある。いま必要な慎重に事業運営することでしょう。

備考:Estado紙より。